アサルトライフル用ポリマーパーツの雄、 マグプル のカービンストックの魅力について
サバイバルゲームやシューティングマッチにおいて、ライフル型のエアガンで最も人気の高い機種は言わずもがなAR15(M4/M16)と言えるだろう。カスタムの自由度の高さやゲームでの使いやすさ、実銃における軍や法執行機関での採用率の高さなど、その理由を挙げればキリがない。そんなAR15のストックとして長年定番となっているのがMAGPUL( マグプル )のストックだ。
もちろんポリマーストックは マグプル に限らず様々なメーカー・モデルがあり、数年前に比べると選択肢はかなり広がっている。民間スタイルやオリジナルスタイルのプレイヤーが増えたことも手伝って、新進メーカーのストックをサバゲーフィールドでかなり見かけるようになったが、依然 マグプル の人気は高く使用率の高さはナンバーワンだ。
マグプル のエアガンパーツが定番となりはじめた頃はストックと言えばCTR一択であったが、新しいモデルが年々増えてきておりその牙城はより強固なものとなっている。そんな マグプル ストックはオルガエアソフトでもDEFACTORブランドからレプリカ製品を販売しており、そちらで展開するモデルを中心に紹介していこう。
各ストックのスリング取付例なども載せているので、是非参考にして頂きたい。
CTR カービンストック
コルト製のM4A1などではデフォルトでブッシュマスターストックやクレーンストックが着けられることが多く、電動ガンやガスブロなどエアガン製品においてもそれを踏襲することが長年慣例となっている。しかし、ストックは簡単に脱着できることもあり、バッテリーの制約さえなければ基本的にはスリムなものに交換して外装のイージーカスタムを行うプレイヤーが非常に多い。
そこで、多くのサバゲープレイヤーに選ばれてきたのが マグプル CTR(Compact/Type Restricted)ストックだ。サバゲーにおいては装備も含めアメリカ軍などの軍用ライフルを再現するプレーヤーが多く、特殊部隊隊員などが自身のM4をCTRに換装している例が多く見られたことが要因である。
CTRストックは マグプル のフラッグシップモデルとして常にカテゴリトップに表示される。CTR登場以前のストックはラッチレバーを下面に持つシンプルな構造が多かったが、CTRはAフレームプロファイルにより装備類の引っ掛かりを防ぎ、不意にリリースラッチが解放されてしまうことがない画期的なデザインだ。ストックのガタツキを抑えるフリクションロックシステムもCTR独自のアイデアと言える。
そのほか2箇所に設置されたスリングループや両面からアクセス可能なQDスリングスイベルホールなど、基本的なストックの機能を有していることも人気の一因だ。
MOE SL カービンストック
マグプル はCTRのフリクションロックシステムをオミットした廉価版のストック、MOE(Magpul Original Equipment)を発表する。ディテールこそCTRのままだが機能オミット版と言うことでサバゲーでの人気は正直イマイチではある。
そのMOEストックをベースに、Aフレームから脱却し新しいストックデザインを提唱したのがMOE SLストックだ。新しいと言ってもデザインとしてはクレーンストックに近しいものがある。しかしラッチレバーはCTR同様に装備が引っ掛かりにくい位置に設置されるほか、ボディーアーマーの着用時に肩付けしやすいよう下端に角度が付けられたロールオーバートゥ・バットパッドなど、チークパッドの薄さとも相まって、新しさとトラディショナルの融合とも言うべきディテールが特長。
それまでCTR一辺倒であった マグプル ストックに新しい風穴を開けたモデルと言えるだろう。
CTRの兄弟モデル「MOE」の後継版ともいうべきストックのため、スリングループやQDマウントも搭載している。
MOE SL-K カービンストック
マグプル ストックに大きな変革をもたらすべく生まれたマグプル MOE SL ストックを、基本概念はそのままにコンパクト化したのが MOE SL-K だ。元々PDWやSBRといった小型ライフル向けに設計されたストックだが、近年複雑化する装備に対しロープロファイルなバットパッドの相性がよく、特殊部隊向けのカービンでも使用例が多いようだ。
MOE SL の少々のっぺりとしたデザインと比べかなりスマートであるため、AR15の全体的なフォルムも絞られサバゲーでも人気が高い。また、DEVGRUが採用したNOVESKE N4でも装着例が見られたため、近年人気に拍車が掛かっている。
スリングの取付けについてはループが1箇所のみとなっているが、このループはM-LOK規格にもなっており別売りのM-LOK QD スリングマウントを取り付ければQDスリングスイベルにも対応する画期的なアイデアである。
DEFACTORでは MOE SL-K のレプリカも M-LOK QD スリングマウント レプリカも取り扱っており、双方組み合わせて使用するとベテラン感があって非常にカッコ良い。
UBR GEN2 コラプシブルストック
UBR GEN2はこれまで紹介した マグプル ストックと比べると少々異色だが、固定ストックと同様の安定性を実現しつつ従来のバッファーチューブ固定方法で取付けられ、長さ調整も可能な大型のストックだ。UBRはバッファーチューブごと交換してロアレシーバーに直接取り付ける必要がある。
チークパッド側(バッファーチューブ)とストック側が独自の接続方法となっており、6ポジションタイプのバッファーチューブと比較してストックのガタツキを極端に減らすことができる。
※3枚目の写真は実物ストックになります。
※DEFACTORで販売しているUBRストックは2023年3月現在、電動ガン用のみとなります。
DEFACTORの マグプル ストック
オルガエアソフトが監修するエアソフトパーツDEFACTORでは、ご紹介した マグプル のレプリカストックをお取り扱いしています。 マグプル 以外のレプリカも含めまして、お求めやすい価格で高品質なレプリカストックを販売しておりますので是非ご覧ください。